台湾東部地震への支援募金について
2024年4月3日に台湾の東部沖を震源とするマグニチュード7.2の地震では多くの方や町が被害に遭われました。
私は2024年1月から3月末までのおおよそ3ヶ月間台湾の台北で滞在制作のレジデンスに参加しており、日本に帰ってからすぐのことで大変驚きました。
台湾で出会った方々は皆さん優しく、とても日本のことを気にかけてくれている方達ばかりで大変お世話になりました。
そのような経緯から、レジデンス期間中に台湾で制作をした作品たちをサイト上と※BankART KAIKOで販売し、その売上の一部(手数料等引いた半額)を台湾東部地震への支援募金にします。
どこの機関を通して台湾に送金するかなどは決定次第追ってSNSやサイト上でご連絡いたします。
また、KAIKOにない作品の実物を見たいという方は、神奈川県の私のスタジオで見せることも可能ですので、お気軽に下記フォームからお問合せください。
作品ご購入希望の方は、お手数ですが「作品タイトル」と「番号」を下記フォームに入力していただき、購入希望とお送りください。
何卒よろしくお願い申し上げます。
ナカバヤシアリサ
※BankARTでの販売は5月21日〜6月9日を予定しています。また数点のみになります。
横浜クリエイティブCOOP
会期 2024年 〜6月9日[日]10:00-18:00
木曜休(4月4日、5月2日、6月6日を除く)
会場 BankART KAIKO ショップエリア
台湾レジデンスでの展示ステートメントと作品解説
ナカバヤシは台湾で生活していく中で、信仰や願いが日常に密接していることを強く感じました。
市場の入り口や廟にある祭壇には常に線香が焚かれ、お辞儀をする人々や占いをする人の姿があります。
また、そこには多くの新鮮な花や食べ物の供物があり、日々の中で生まれる小さな日々の願いが込められています。
彼女はこれを日常生活で日記を書くことや、日々の生活の彩りに花を添える考えに近しいと感じました。
そして小さな願いは日々消化されまた新しい願いが生まれます。この循環や自分の当時の願い忘れていってしまう不確かさというのを展示という形を使って記録し、残していく試みです。
「Small daily wish」はトレジャーヒル(滞在先)に来ている訪問者とスタッフさんに参加してもらいました。
ナカバヤシは日常の中の小さな願いを集めています。
来年には忘れてしまうような悩みや願い。
それらを台湾で拾った落ち葉に書いてもらい和紙に閉じ込めます。
そしてお守りにします。
閉じ込めた願いは読めないかもしれませんが、日常で消費され、また新しい願いが生まれます。
お守りを見たら思い出すかもしれない。
今ある小さな願いを記録として残し、展示したいと思いました。